
正直に言う。
最初は「フランス語だけ極めよう」と思ってた。真面目に、一直線に、ちゃんと。
でも3日で飽きた。
いや、「飽きた」というと語弊があるな。正確には「フランス語しかない画面」に息が詰まったんだと思う。毎日同じ言語、同じキャラクター、同じ緑色のフクロウ。どれだけ好きな相手でも、24時間365日顔を合わせ続けたら疲れるでしょ、それと同じ。
で、ある日ふと、スペイン語のコースをポチッと追加した。
罪悪感、あった。「フランス語やるって決めたのに」って。まるで浮気してるみたいな気分。
でもそのスペイン語が、めちゃくちゃ楽しかった。
「1つに絞る」が続かない理由は、単純に脳が飽きるから
これ、根性の問題じゃないと思ってる。
人間の脳って、新しい刺激に反応するようにできてる。同じタスクを繰り返すと、どんなに好きなことでも脳内でだんだん「作業」に変わっていく。フランス語も、毎日同じ文法ドリルを回してると、いつの間にか歯磨きと同じレベルの自動作業になる。
自動作業になった瞬間、続ける理由がモチベーションだけになる。そしてモチベーションって、体調とか天気とか上司の機嫌とかで簡単に崩れる、超もろい燃料なんだよね。
だから「1つの言語を極める」という真面目な戦略は、実は継続という観点で見るとかなりリスキーだったりする。

12言語に浮気してわかったこと
今、僕は12言語のコースに手を出してる。
「器用貧乏じゃないの?」って聞かれることもある。うん、その通りかもしれない。どの言語も、ネイティブと流暢に話せるレベルには程遠い。
でも、それでいい。というか、それがいい。
なぜなら――
- フランス語に飽きたら、韓国語に浮気する
- 韓国語のハングルに頭が疲れたら、イタリア語で気分転換する
- イタリア語のノリに疲れたら、また戻ってきたフランス語が新鮮に感じる
これ、恋愛で言うなら「マンネリ回避」に近い。一つの相手(言語)とだけ向き合い続けると息が詰まるけど、複数と適度に距離を取りながら関わると、それぞれとの関係が逆に長続きする。不真面目に聞こえるかもしれないけど、1,300日という数字が結果を証明してくれてる。
「浮気OK」がむしろ継続の設計図になる
真面目な人ほど、「一つに集中すべき」という呪縛にかかりやすい。
でも考えてみてほしい。1,300日、毎日同じことをやり続けるのに必要なのは「意志の強さ」じゃなくて「飽きない仕組み」なんだよ。
意志の強さに頼った継続は、いつか折れる。仕組みで継続を作った人は、折れる前に別のルートに逃げられる。
浮気は、逃げ場所があるということ。逃げ場所があるから、本命(一番好きな言語)のところにも気楽に戻ってこられる。
今日からできる「浮気継続法」
真剣に1つの言語だけをやってる人に、いきなり「12言語やれ」とは言わない。それは僕がたまたま辿り着いた極端な形。
でも、こういう考え方だけでも持っておくといい。
- 「絶対にこの言語だけ」というルールを自分に課さない
- 気分が乗らない日は、別の言語のコースを1問だけでも触ってみる
- 「サボった」じゃなくて「浮気した」と思えばいい。浮気なら、また戻ってこれる
継続を邪魔してるのは、才能でも根性でもなく、たいてい「真面目すぎるルール」だったりする。
1,300日、ズボラに、浮気しながら、それでも続いてる。それが何よりの証拠だと思ってる。



コメント